普段は85円、110円、140円の切手がよく使われていますが、180円の切手はあまり馴染みがないかもしれません。
180円の切手ってあまり聞かないですよね?
この額面の切手は、大きな封筒を使って学校の入学願書や履歴書を送るときに便利ですが、馴染みがないので直接郵便局に行かないと手に入りにくい切手だと思われるかもしれません。
コンビニで180円の切手が買えること、知っていましたか?
忙しい日々の中で郵便局の営業時間中に行く時間がない人でも、近くのコンビニなら簡単に立ち寄れますよね。コンビニでの購入は便利ですが、料金設定がやや複雑で、正しい郵送方法について知っておく必要があります。
この記事では、コンビニで180円の切手を購入する方法と、間違いなく郵送する方法を紹介します。
2024年10月改定の郵便料金
2024年10月1日(火)から郵便料金が変更されたのはご存知でしょうか?
10月から郵便料金は値上がりしています。
それまでの郵便料金で投函すると「料金不足」となり、相手に届かず戻ってくることもあります。
差額に対応した額面の郵便切手、郵便はがきなども販売されており、旧料額の郵便はがき、レターパックなどは、差額分の郵便切手を貼って利用することができます。
手紙(定形郵便物・定形外郵便物)の基本料金
定形郵便物 | |
50gまで | 110円 |
定形外郵便物規格内は、長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内および重量1kg以内とします。 | |
規格内 | |
50g以内 | 140円 |
100g以内 | 180円 |
150g以内 | 270円 |
250g以内 | 320円 |
500g以内 | 510円 |
1kg以内 | 750円 |
2kg以内 | 取り扱いません |
4kg以内 | |
規格外 | |
50g以内 | 260円 |
100g以内 | 290円 |
150g以内 | 390円 |
250g以内 | 450円 |
500g以内 | 660円 |
1kg以内 | 920円 |
2kg以内 | 1,350円 |
4kg以内 | 1,750円 |
ミニレター(郵便書簡) | |
(25g以内) | 85円 |
レターパックライト (交付記録郵便としない特定封筒郵便物)厚さは3cm以内とします。 | |
4kg以内 | 430円 |
レターパックプラス (交付記録郵便とする特定封筒郵便物)交付記録郵便のオプションサービス料金は、レターパックプラスの料金に含まれています。 | |
4kg以内 | 600円 |
スマートレター (小型特定封筒を使用する郵便物)厚さは2cm以内とします。 | |
1kg以内 | 210円 |
はがき
通常はがき | 85円 |
往復はがき | 170円 |
コンビニで180円の切手を買える!
特にローソンがおすすめです。
コンビニでは1円からさまざまな額面の切手を扱っていますが、取り扱い額面は店舗によって異なります。
ここでは、コンビニで切手を購入するメリットと、ローソンをおすすめする理由を説明します。
コンビニで180円の切手を購入するメリット
- いつでも購入可能
多くのコンビニが24時間営業しているため、忙しい平日でも夜遅くに購入することができます。 - 店舗が近くにある
自宅や職場の近くにコンビニがあれば、遠出して購入する必要がありません。
コンビニで140円切手を買う方法:ポストがある店舗とおすすめの場所
コンビニでは商品を選んで支払うだけなので、待ち時間はほとんどなく、長い行列に並ぶこともまれです。
また、一部のコンビニには店内に郵便ポストが設置されており、切手を購入した直後に手紙を投函することができます。
ただし、このような設備があるコンビニはそれほど多くはありません。
日本郵便と提携しているコンビニのみにポストが設置されており、ローソンの全店舗にはポストがあります。
一方、ローソンストア100や100円ローソンでは設置されていない店舗もあります。
他のコンビニブランドの場合、店舗の前や近くにポストがあることもありますが、北海道を中心に展開しているセイコーマートのように、一部の地域に限られることもあります。
ローソンは、切手の購入と同時に投函できる便利さがあり、全国に広がる店舗網を持っているため、特におすすめです。ローソンでは、切手、はがき、収入印紙も販売しています。
ローソンでの180円切手の購入と投函方法
それでは実際にローソンで切手を購入する方法とその後の投函方法について解説をしていきましょう。
購入プロセス
ローソンでは、切手はレジ近くの従業員専用の引き出しに保管されています。
購入する際は、「○○円の切手を〇枚ください」と従業員に伝えると、指定された枚数の切手を用意してもらえます。購入後はレジで支払いを済ませば完了です。
ただし、ローソンでの切手購入は現金のみ可能で、電子マネーやクレジットカードでの支払いはできませんので注意が必要です。
投函方法
ローソン内にポストが設置されている場合、そのまま投函することができます。
他の場所にあるポストを使用する際は、郵便物の大きさに応じて適切な投函口を選ぶ必要があります。通常、大きな郵便物はポストの右側の投函口に入れることが推奨されています。
右側の投函口は大きめの郵便物に対応しているため、もし間違えて投函しても、郵便職員が適切に仕分けを行い、正しく配送されます。
郵便物の種類と180円切手の使用
郵便物は第一種から第四種まであり、180円切手は主に第一種郵便物の定形外郵便に使用されます。
この区分の郵便物は、重さが100g以内の場合に180円切手1枚で送ることが可能です。
定形外郵便は、重さとサイズに応じて料金が設定されており、50g以内は140円、100g以内は180円となります。
対象の郵便物の最大サイズは34cm×25cm×3cmで、これを超えると料金が変動します。
以上のように、ローソンで切手を購入し、適切に投函するプロセスは簡単ですが、支払い方法や投函口の選択には注意が必要です。
100g制限内で送れるA4用紙の枚数は?
100gの重量制限の中でどれだけの枚数のA4用紙が送れるのか、具体的にイメージするのは難しいですよね。
そこで、一般的な事務用のA4用紙を使用して、角形3号および角形2号の封筒にどれだけ入るか実験してみました。
角形3号封筒はB5用紙が折らずに収まるサイズで、A4用紙を半分に折れば入ります。A4用紙1枚の重さは4.5gで、角形3号封筒自体の重さは11gです。したがって、封筒を除くと純粋な紙の重さは89gになり、これを4.5gで割ると、約19枚のA4用紙が入る計算になります。
実際に試してみると、100gの制限内で角形3号封筒にA4用紙19枚を入れることができました。
角形2号封筒の場合も同様で、A4用紙を折らずに入れることができます。角形2号封筒の重さは14gなので、封筒を除く純粋な紙の重さは86gとなります。これを4.5gで割ると、こちらも約19枚のA4用紙が入れられるという結果になりました。実際にパッキングしてみると、角形2号封筒にも19枚のA4用紙を入れることができました。
この実験から、100gの重量制限で予想以上に多くの枚数が収まることが確認できます。
通常、履歴書や願書の送付にはこれらの封筒が使用されることが多く、文書をクリアファイルに入れて送ることが一般的です。クリアファイル1枚の重さが3gであれば、その重さも考慮する必要があります。
その結果、180円の切手で送れるA4用紙の枚数はクリアファイルを含めると角形3号で19枚、角形2号では18枚です。ただし、書類用の紙は通常もう少し厚みがあるため、余裕を持って用紙を10枚程度に抑えることが推奨されます。
180円切手が購入できる意外な場所と郵便局の便利さ
これまでコンビニで180円切手を購入する方法や準備の手順についてお話してきました。コンビニは手軽に切手を手に入れることができる場所ですが、他にも様々な販売点が存在します。
思わぬ場所で切手を見つけることがあるかもしれません。
切手を購入し、重さを計り、そしてポストに投函するまでの作業は案外大変です。もし一度にすべてを完了させたいと考えているなら、郵便局で直接手続きをすることをおすすめします。ここでは、コンビニ以外で切手を販売している場所と、郵便局を推奨する理由を解説します。
180円切手が買える意外な3つの場所
- 郵便切手類販売所
近くの個人商店が切手の販売点となっていることがあります。郵便マークの掲げられた店や、店の前にポストが設置されている場合、そこが切手の販売場所である可能性が高いです。
ただし、店舗によっては取り扱っている切手の種類が異なるため、180円切手が販売されているかは確認が必要です。 - 大手スーパー
イオンやイトーヨーカドーなどの大手スーパーにはサービスカウンターがあり、ここでは切手やはがきも販売されています。 - 金券ショップ
日本全国に点在する金券ショップでは、様々な種類の切手を取り扱っており、180円切手が売られている可能性があります。
ただし、多くは50枚や100枚単位での販売が主なので、バラ売りが可能かどうかは事前に店舗で確認することが重要です。
郵便局での一括処理のメリット
郵便局に郵便物を持ち込むと、その場で重さやサイズを測定し、必要な郵便料金を計算してもらえます。
料金を支払うと、そのまま窓口から郵便物を預けることができます。この方法なら、自分でサイズや重さを測る手間が省け、料金不足でトラブルになる心配もありません。
料金が不足した場合の対応も郵便局が行ってくれるため、非常に安心です。
特に重要な場面で180円切手を使用する際は、サイズや重さの測定に自信がなければ、郵便局の利用が最適です。
郵便局なら、すべての手続きを一度に行うことができ、安心して郵送作業を完了させることができます。
郵便局の窓口サービスと180円切手の購入について
郵便局の営業時間は平日の9時から17時ですが、局によって営業時間や土日や祝日の営業有無は異なります。
郵便窓口では以下のような多岐にわたるサービスが提供されています。
- 通常の郵便物、ゆうパック、電子郵便の発送
- 切手、はがき、年賀状の購入
- 収入印紙、レターパック、スマートレター専用封筒、ゆうパック梱包材の購入
- くじ付き郵便はがきの景品交換
- 書き損じはがきや切手、収入印紙の交換
- 保管されている郵便物の受取や転居届の提出
また、大きな郵便局には「ゆうゆう窓口」という特別な窓口が設置されており、早朝や夜間、土日祝日にも営業しています。
この窓口は、平日に郵便窓口を利用できない人にとって非常に便利で、提供されるサービスは通常の郵便窓口と同じです。
まとめ
切手の購入に関しては、コンビニでも購入できますが、特にローソンが推奨されます。
ローソンでは切手が豊富に取り扱われており、店内に設置されているポストを利用することで、購入から郵送までがスムーズに進みます。
180円切手は角形2号や角形3号封筒に使用でき、100gまでの重さの郵便物を送ることが可能です。
角形2号では薄めのA4用紙を18〜19枚、角形3号では19枚送ることができます。
その他の切手の購入場所としては、郵便切手類販売所、スーパーマーケット、金券ショップなどがあります。
郵便局を利用すると、郵送に必要な全ての手続きを一度で済ませることができ、手間がかかりません。ゆうゆう窓口は、忙しい方にとっても非常に便利です。
郵便サービスは、あなたの生活リズムに合わせて様々な場所で利用することができますので、便利な場所で購入してください。
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