鯛は英語で「Sea bream」は海外でも通じる?鯛に関する料理とことわざを完全解説

日本ではお祝い事に欠かせない縁起の良い魚といえば「鯛(タイ)」ですが、海外でこの魚をどう説明すればいいのでしょうか?

この記事では、鯛に関連する英語表現をはじめ、鯛を使用した料理やことわざも紹介します。

また、鯛が日本でなぜ縁起物とされているのかの背景と、その海外での認識についても探ります。

鯛についての英語表現も豊富に扱いますので、楽しみながら知識を深めていきましょう!

目次

鯛の英語表現とその種類

まず、鯛の英語表現について見ていきましょう。

特に代表格の「真鯛」をはじめとする数々の鯛の種類がありますが、鯛と名付けられた魚は200種類以上も存在するそうです。

今回はその中から、特に代表的な4種類の鯛に焦点を当てて紹介します。

① 真鯛

お祝い事によく使われる真っ赤な魚、「真鯛」は英語で “Sea bream” と表されます。 また、尾頭付きの真鯛は “Whole grilled sea bream” と言います。

地域の料理である鯛めしは、

“Tai Meshi, a local dish served with seasoned sea bream over mixed rice.”

と説明できます。

② 金目鯛

特に煮付けにすることが多い金目鯛は、その大きな金色の目と赤い体色が特徴です。 “Red bream” と英語で表されます。

金目鯛の煮付けは

“Simmered whole red bream”

と表現されます。

③ 黒鯛

釣り愛好家にも知られる黒鯛は、その名の通り黒い体色が特徴です。 “Black porgy” と英語で表されます。

④ 甘鯛

どんな料理にも向く甘鯛は、特に焼き魚や煮物、干物に適しています。 “Tilefish” と呼ばれ、その豊富な脂がバターのように表現されることから “Butterfish” とも呼ばれます。

この記事で紹介した鯛に関する知識を活かして、海外での会話でも自信を持って鯛について話せるようになりましょう!

鯛にまつわる料理やことわざ

日本ではお祝い事にしばしば登場する縁起の良い魚と言えば鯛ですが、海外で鯛をどう説明すればいいのでしょうか?

今回は鯛に関連する英語表現と、鯛を使った料理やことわざを詳しく紹介します。

また、日本で鯛がなぜ縁起物とされているのか、その背景と海外での認識についても探ります。

「Red Snapper」は鯛ではない?

鯛と聞いて日本人は真鯛や黒鯛など、各種鯛を詳細に区別することが多いですが、アメリカなどでは魚類の専門店でなければ一般的にマグロやサーモン、ティラピアなどしか販売されていません。

多くの外国人にとって鯛という魚は、寿司ネタとして初めて接することが多いです。

外国人に「鯛の英語は何ですか?」と尋ねると、「Red Snapper」または単に「Snapper」という答えが返ってくることが多いです。

実際、多くの寿司屋やレストランでは鯛を「Red Snapper」としてメニューに載せています。

しかし、名前に「Snapper」とつく魚は、見た目は真鯛に似ていても、タイ科ではなくフエダイ科に属します。

タイ科の魚ではないにもかかわらず、名前に「タイ」が入るいわゆる「あやかりダイ」と呼ばれています。真鯛や黒鯛とは近縁ではありません。

実際に海外のお寿司屋さんやレストランで使われているのが「Red Snapper」なのか、「Sea Bream」なのかは不明ですが、海外で鯛を注文する際は、「Red Snapper」または「Snapper」とオーダーするのが一般的です。

なお、「Tilapia」(ティラピア)は淡水魚で、鯛に似ているため、「淡水の鯛」「イズミダイ」とも呼ばれます。これもいわゆる「あやかりダイ」です。

鯛の縁起物としての価値は日本だけ?

日本では鯛はめでたい縁起物の一つとされていますが、海外ではどうなのでしょうか?

結論から言うと、鯛がめでたいのは日本だけの文化です。

その理由を、日本と海外を比較しながら解説します。日本では語呂合わせで「めでたい」とされ、赤い色は縁起の良い色とされています。

しかし、西洋文化では赤色が不吉な色とされることが多く、鯛のような淡白な味は特に評価されません。

また、海外では鯛の希少価値を感じることは少なく、目の大きな魚は不快に感じる人もいます。

日本とは異なり、中国を含む他の文化では、鯛は特に縁起の良い魚とは見なされていません。

鯛が特別な価値を持つのは、日本独自の文化の一部です。

鯛にまつわることわざとその英語表現

日本では鯛は食べ物だけでなく、ことわざにもよく登場します。

鯛をテーマにしたことわざをいくつかピックアップし、それぞれを英語でどのように表現するかを紹介します。

① 腐っても鯛

「腐っても鯛」は、価値あるものは状態が悪くてもその価値が減じないという意味のことわざです。

以下はこのことわざに相当する英語表現です。

腐っても鯛
Even if it spoils, it’s still a sea bream.

直訳:たとえそれが腐っても、それは依然として鯛です。

腐っても鯛
A good wine matures with age.

直訳:良いワインは年とともに成熟する。

腐っても鯛
Gold does not tarnish.

直訳:金は汚れない。

② 海老で鯛を釣る

「海老で鯛を釣る」とは、小さな投資で大きなリターンを得ることを意味します。

以下はこのことわざに相当する英語の表現です。

海老で鯛を釣る
To use a minnow to catch a whale.

直訳:小魚を使ってクジラを捕る。

海老で鯛を釣る
Bait a small fish to catch a big fish.

直訳:小魚を餌にして大きな魚を捕る。

③ 鯛の尾より鰯の頭

「鯛の尾より鰯の頭」とは、大きな組織の末端よりも、小さな組織のトップである方が良いという意味です。

以下はこのことわざに相当する英語の表現です。

鯛の尾より鰯の頭
Better a big fish in a small pond than a small fish in a big pond.

直訳:大きな池で小さな魚よりも、小さな池で大きな魚の方が良い。

まとめ

鯛の英語表現についてはいかがでしたか?

特に外国人にとって、鯛は「Sea Bream」というよりも一般的に「Red Snapper」や「Snapper」と表されることが多いことをご理解いただけたと思います。

寿司屋やレストランで鯛を注文する際は、海外では「Red Snapper」や「Snapper」と指定することが一般的です。

このように、辞書に記載されている正式な英単語と現地での俗称が異なる場合があります。

効果的なコミュニケーションのためには、地域ごとの生の英語表現を理解し、適切に使用することが重要です。

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